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the Doobie Brothers:Farewell Tour(1983)

Posted on 2024-01-162024-01-19 By tatal_HB the Doobie Brothers:Farewell Tour(1983) へのコメントはまだありません

大団円を迎える感謝ツアーライブ

ドゥービー・ブラザーズ(The Doobie Brothers)は同じバンドでありながら、その前期と後期で大きく音楽性が異なる。

前期は、結成からのオリジナルメンバーでバンドの顔であったG,Vo.のトム・ジョンストン(Tom Jhonston)時代。後期は、健康状態の悪化によりジョンストン離脱の穴を埋めるためにスティーリー・ダンのツアーメンバーだった Key, Vo.のマイケル・マクドナルド(Michael McDonald)を迎えてから解散まで。それら2つの時代に大きく分けられる。(1989からは前期メンバーが中心となって再結成して現在も活動中)

前期ジョンストン時代を象徴するのは、なんといっても典型的アメリカンロックと云える楽曲群で、カントリーやブルースを基調としたアコースティックギターとクランチなギターリフと、ジョンストンの乾いたヴォーカルが聴く者を思わずつき動かす。素朴でありながらもアルバムごとにゴスペルやソウルミュージック、サザンロックなどの要素も取り入れるなど常に進化をみせており、技術的にも音楽的にも非常に優れた作品を多く輩出した。

後期マイケル・マクドナルド時代は一転して洒脱なAOR色を強めていくが、こちらも従来からのアメリカンロックテイストの魅力は残したまま80年代を席巻していたシンセサイザーを巧みに取り入れ、複雑なジャズコードを導入するなど新しい感覚でAORを取り込んでいく。バンドの良さを保ったまま新しいものを取り入れるそのバランス感覚と従来のレパートリーもしっかりこなすマイケル・マクドナルドの非凡な才能が際立ち、この時期バンドは商業的にもさらに大きく評価されるようになった。

こうしてバンドの中心人物交代で音楽的な変遷はあったものの、ツインドラムにツインギターという個性的なバンド構成や、高い演奏技術と楽曲レベルで首尾一貫しているのがこのバンドの一番凄いところかもしれない。それはオリジナルメンバーでありバンドリーダーでもあるGu.のパトリック・シモンズ(Patrick Simmons)の存在がやはり大きかったのだろう。


一貫してバンドを支えてきたシモンズだったが、長年にわたる絶え間ないツアーとレコーディング作業の連続を経て、1982年ついにグループからの引退を決意する。

彼の脱退が間近に迫るなかバンドは彼の意向を尊重して解散を決め、さらにバンドの熱烈なファンに対してこれまでの長年のサポートに対する感謝を示すため、1982年夏に最後のツアー「フェアウェル・ツアー」を行うことを発表する。

解散後の1983年にリリースされたこの2枚組アルバム『Farewell Tour』は、そんな最後のツアーでバンドが披露した各地のパフォーマンスを克明に記録したドゥービー・ブラザースにとって初のライブアルバムだった。


【HMV&BOOKS online】the Doobie Brothers:Farewell Tour

この2枚組レコードには、後期ドゥービー・ブラザースの魅力がまずはたっぷりと詰まっており、マクドナルドそしてシモンズのリードヴォーカルで珠玉のようなパフォーマンスを聴くことができる。そしてライブアルバムでありながら、その高いパフォーマンスとサウンドプロダクションのため、さながらベスト盤のような趣さえある。加えて観客達が彼等の解散を悲しみつつ惜別の大歓声を送る様子が相まっていて感動的なアルバムになっている。

そしてアルバム最後の2曲 M-16. “Long Train Runnin'” と M-17. “China Grove” は、1982年9月11日に開催されたカリフォルニア州バークレーでのツアー最終公演がレコーディングされたテイクで、リーダーのシモンズが突如オリジナルメンバーであるトム・ジョンストンの名を呼ぶや会場の熱気は一気に最高潮に盛り上がる。そして往年のジョンストンのヴォーカルと新旧メンバーが揃い踏みとなったトリプルギターでのグルーヴ感満載のリズムギターが掻き鳴らされ、最後はこれぞアメリカンロックというパフォーマンスを披露してツアーは大団円を迎える。

アルバムの中面にはツアー中のスナップだろうか?メンバーがホテルのそれぞれの部屋で寛ぐ様子が写真に収められている。またジャケットに採用されたセピア色の写真は、ジョンストンからシモンズに永年のバンドへの貢献に感謝を込めてギターを手渡す様子が撮影されたものだとか。

長い間このアルバムは日本でのみCD化されていた。管理人は中古で入手したLPレコードを持っているのがだが、2008年8月26日にRhino/WEAからCDが再発されたリイシュー盤では M-3. “Jesus Is Just Alright” と M-4. “Minute by Minute” 間にあった1分半ほどのシモンズのステージMCが削除されているそうだ。LPレコードの歌詞カードにはこのMCの内容も文字起こしされている。

またSide-1最後の M-5. “Can’t Let It Get Away”(邦題:愛のゲッタウェイ)は当時日本のみでリリースされていたナンバーで、Side-4の M-14. “Olana” はスタジオレコーディングの未発表曲として収録されている。

なおドゥービー・ブラザース解散後、アメリカンロックの代表格となった彼等への憧れもあったのだろう、矢沢永吉が80年代に海外市場進出を目指してアメリカ西海岸に活動拠点を移して製作したアルバム数枚に元ドゥービーのメンバーやTOTOのメンバーが頻繁に登場しており、その高いパフォーマンスを聴かせてくれている。(7th『YAZAWA』や9th『P.M.9』,10th『YAZAWA It’s Just Rock’n Roll』など)

最後に紹介したいのは極上のパフォーマンスに魅了される “Long Train Runnin'” のパフォーマンス映像だ。すべてのパートが達者すぎるし完璧なコーラスワーク。最高だ。

Origin : San Jose, California, U.S. United-States-flag
Released : 1983. 6.
Label : Warner Bros. Inc.
Producer :Ted Templeman
Venue: Irvine Meadows Amphitheatre, Laguna Hills, Calif., September 3, 1982;
Universal Amphitheatre, Universal City, Calif., September 4, 1982;
Hearst Greek Theatre, UC Berkeley, September 10–11, 1982
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